「プロ野球の本当の主役はスカウトだ」。
そんな切り口で描かれる、唯一無二の野球漫画『ドラフトキング』。
“視る力”を武器に選手を見抜くスカウトの仕事とは?
スカウト目線で描かれるプロ野球のリアルと熱を感じる作品です。
■ 作品概要
- タイトル:ドラフトキング
- 作者:クロマツテツロウ
- 掲載誌:グランドジャンプ(集英社)
- 巻数:21巻(連載中)
- ジャンル:スポーツ(野球)/hyu-mannドラマ
■ あらすじ(ネタバレあり)
「キミはプロでは通用しない、俺の眼がそう言っている」――。
いきなり崖から突き落とすようなセリフで始まるこの作品。主人公は、プロ野球チーム「横浜ベイゴールズ」のスカウト・郷原眼力(オーラ)。彼は選手を「視る」力、つまり“眼力”に絶対の自信を持つ男。
プロ野球選手を見つけてくる「スカウト」という仕事を、ここまでリアルに描いた作品は他にありません。グラウンドの裏側、球団の思惑、選手の人生、そして才能を見抜く眼――。
これは、選手ではなく“選ぶ側”にフォーカスした異色のプロ野球漫画です。
■ 『ドラフトキング』の魅力
● スカウトという“裏側”に光を当てた新しい野球漫画
選手を発掘するスカウトの目線で描かれることで、これまで見たことのないプロ野球、アマチュア野球の世界が鮮明に描かれます。視察、評価、交渉、心理戦……。すべての裏に人間のドラマがあります。
● 郷原眼力というクセモノ主人公
最初はただの「優秀だけど嫌なやつ」という印象の郷原。
ですが、読み進めるうちに“思った以上に人間味のある男”であることが分かってきます。
選手をモノではなく「人」として見ており、時に球団方針すら無視して推すその姿には驚きを隠せません。
■ 好きな話ベスト3(ネタバレあり)
🥇 ベスト1:「捨てられた天才」編(柳川大也 編)
東京パーフェクトマッスルズに入団した北畠が出会ったのは、クラブチームからプロを目指す外野手・柳川大也。
走攻守すべてにおいて高い能力を持ち、プロ3軍との試合でも圧倒的な実力を発揮します。
郷原はこの試合を視察中、自分についてきた神木に柳川の過去を語ります。
名門大学で1年からレギュラーを張っていた柳川でしたが、足以外は通用せず、ケガと家庭の事情で中退。一度は夢を諦めた彼の再挑戦に、郷原の眼が再び輝く――。
ドロップアウトをした天才を踏まえてになりますが、ドラフトキングの集大成といっても過言ではない!と思ってます。
🥈 ベスト2:「それぞれの選手ファースト」編(仲眞大海&照屋勉 編)
郷原から調査を任された神木は、沖縄・石垣島へ。郷原のターゲットは、石垣商工の高校生、速球派投手・仲眞大海(オーシャン)と守備職人・照屋勉の2人。
明英大学との練習試合を視察するも、神木のミスで両校から出禁処分を受けてしまう…。
スカウト、高校の監督、大学の監督、家族それぞれの“選手ファースト”が渦巻くシリーズです。
最後は感動間違いなし!
🥉 ベスト3:「独立からのデスロード」編(桃丘兆治 編)
新人キャンプでキャッチャー論を語り合う郷原と神木。
郷原が注目するのは、BJリーグ・山形サンシャインホープスの新人捕手・桃丘兆治。
気になった神木は山形へ向かうが、そこで大越と郷原の姿も……。
独立リーグの選手たちの現実、大学チームとの練習試合、プロを目指す者たちの生き様が描かれる熱い編です。
まだ連載中で評価はできないんだけど、先が気になるのでベスト3に入れてしまいました。
今までにない捕手ってなんなんだろう・・・
■ こんな人におすすめ!
- プロ野球の裏側に興味がある
- スポーツが好き
- 人間ドラマ・成長物語が好き
- 野球漫画は好きだけど新しい切り口を求めている
■ 『ドラフトキング』はどこで読める?
『ドラフトキング』は現在、21巻まで刊行中(2025年時点)。
- Amazon Kindle、楽天Kobo、DMMブックスなどで電子書籍版を購入可能
- 紙の単行本も全国の書店や通販で入手できます
期間限定で無料試し読みキャンペーンもあるので、気になる方はチェックしてみてください!
■ まとめ
『ドラフトキング』は、「選手を育てる」ではなく「選手を見つける」スカウトの物語。
その鋭い視点と、人間味あふれるドラマは他の野球漫画とは一線を画しています。
ドラフト会議をいつも以上に熱く観られるようになること間違いなし!
野球ファンにも、そうでない人にも強くおすすめできる一作です。
さらに、2024年にはドラマ化もされ、主人公・郷原役をムロツヨシさんが熱演!
漫画だけでなく、映像でも『ドラフトキング』の世界観を楽しめるようになりました。

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