個別株の分析において【難しい】意識しなくてはいけない用語の解説

株考察

高配当株を中心に考察をしていくつもりですが、分析しているときにどうしても専門用語はでてきます。
投資家においてどの数値を意識するのかが大事になりますので頭の片隅にいれましょう。

高配当株

一般的に配当利回りが3%を越えているものを高配当株と指すようです。
あくまでも目安であり、投資家のスタイルや投資目的によって%の意見が分かれるかと思います。

個人的には4%以上を目安に購入しています。
100万円の資金があったとして年間3%だと3万円、4%だと4万円
こう考えると差があまりないように思えますが500万と考えると
3%だと15万円、4%だと20万と差が大きくなってきます。

高配当株は分散投資がきほんになりますので3%保有もでてくるかと思いますが、まずは4%以上を意識していきます。

おまけ

利回りが1%程度の株式に対して、毎年一定の配当金が支払われる場合、その株式は「安定配当株」と呼ばれることがあります。

PERとは

PERは、企業の株価をその企業が1株当たり年間にどれだけの利益を生み出しているかを示す指標です。

PERは、株価を企業の1株当たりの利益(EPS=Earnings Per Share)で割ったものとして求められます。例えば、ある企業の株価が1,000円でEPSが100円の場合、PERは10倍となります(1,000円 ÷ 100円 = 10倍)。

PERは、企業の株価がどれだけ高すぎず、低すぎず、妥当な水準であるかを判断するための指標の1つです。
株式全体の指標数値ではなく、同じ業種内の数値で比較する場合に利用されます。

PERが低いと株価が割安であると判断されるため、投資家にとって投資チャンスとなります。
逆にPERが高いとすでに株価が割高と判断されるため、チャンスは少ないとされています。
どちらにもデメリットはあります。

PERが低いデメリット

  1. 企業の業績が悪い可能性がある PERが低い場合、企業の利益が低いことを示唆していることがあります。そのため、企業の業績が低迷している可能性があるため、投資家にとっては投資リスクが高いと判断されることがあります。
  2. 業界全体のPERが低い可能性がある PERが低い企業が複数存在する場合、それが業界全体のトレンドとなっていることがあります。このような場合、業界全体が低迷している可能性があるため、業界全体の将来性が懸念され、投資家にとっては投資リスクが高いと判断されることがあります。
  3. 将来性が見込めない可能性がある PERが低い企業に対して、将来性が見込めないと判断されることがあります。例えば、製造業においては、PBR(株価純資産倍率)が低い場合、設備投資をしていない、あるいは設備が陳腐化していると考えられることがあり、将来的に業績が低迷する可能性があるため、投資家にとっては投資リスクが高いと判断されることがあります。

PERが高いデメリット

  1. 割高である可能性がある PERが高い場合、株価が高いことを示唆しており、企業の株式が割高である可能性があります。そのため、PERが高い企業に対して、投資家は投資リスクが高いと判断することがあります。
  2. 過剰な期待が反映されている可能性がある PERが高い場合、将来的な成長期待や利益率の高さが反映されている可能性があります。しかし、それが過剰に反映されている場合、企業の実力や将来性に見合わない株価が形成されていることになり、将来的なリスクが高くなる可能性があります。
  3. 株価の上昇余地が限定的である可能性がある PERが高い企業の場合、今後の成長余地が限定的である可能性があります。たとえば、競争力の弱化や需要の減少などが見込まれる場合、将来的に企業の成長が制限されることがあります。そのため、PERが高い企業に対して、投資家は将来的な成長余地があるかどうかを判断する必要があります。

PBRとは

PBRとは、株価純資産倍率(Price-to-Book Ratio)の略称です。PBRは、企業の株価を1株当たりの純資産(Book Value Per Share)で割ったもので、企業の株価が純資産に対してどの程度の水準で取引されているかを示す指標です。

純資産とは、企業の資産から負債を差し引いた残りの資産のことで、企業の実態を表す指標の1つです。PBRが1倍以下の企業は、株価が純資産に比べて割安であるとされ、PBRが2倍以上の企業は、株価が純資産に比べて割高であるとされます。

PBRは、企業の成長性や将来の業績見通しなどを反映する指標ではなく、企業の実態を表す指標であるため、業種や企業規模などによって比較することが適しています。また、純資産という会計情報は、企業によって見方が異なる場合があるため、PBRを利用する際には、比較対象の企業の純資産の定義を確認することが重要です。

PERと同様に低ければチャンス、高ければチャンスはすくないと考えてよいかと思います。

PBRが低いデメリット

  1. 割安である可能性がある PBRが低いということは、株価が純資産総額に比べて低いことを意味します。つまり、企業の株価が割安である可能性があります。そのため、PBRが低い企業に対して、投資家は投資チャンスがあると判断することがあります。
  2. 資産の評価が適正でない可能性がある PBRが低い場合、企業の資産の評価が適正でない場合があります。つまり、企業の実質的な価値がPBRよりも高いにも関わらず、株価が低くなってしまっているということが考えられます。そのため、投資家はPBRが低い企業に対して、企業の資産評価が適正かどうかを確認する必要があります。
  3. 企業の将来性に問題がある可能性がある PBRが低い場合、企業の将来性に問題がある可能性があります。たとえば、業績低迷や競争力の低下などが見込まれる場合、企業の将来性について投資家から疑問視されることがあります。

PBRが高いデメリット

  1. 過剰評価されている可能性がある PBRが高い場合、企業の株価が純資産総額に比べて高すぎる可能性があります。つまり、市場が企業の将来性や成長性を過剰評価していることが考えられます。そのため、投資家は、PBRが高い企業に対しては、市場予測が過大評価されているかどうかを確認する必要があります。
  2. 業績の低下やリスクが高まる可能性がある PBRが高い場合、企業が成長や業績を維持するために、高い負債や過剰な投資をしている可能性があります。そのため、業績低下やリスクの高まりが予測されると、PBRが高い企業は株価下落リスクが高くなります。
  3. 高いPBRに見合う企業価値があるかどうかの懸念 PBRが高い企業には、高い企業価値があるかどうかの疑問が投資家から持たれることがあります。PBRは企業の株価を純資産総額で割ったものであり、企業の実態に基づいていない場合があります。たとえば、ブランド力や特許などの無形資産を持つ企業は、PBRが高くてもその企業価値を反映しないことがあります。そのため、投資家は、高いPBRの企業について、企業価値を総合的に判断する必要があります。

まとめ

PERもPBRもどちらも必要です。
両者の違いは、利益と純資産の違いにあります。利益は、企業の収益性を示す指標であり、企業の将来性を反映します。一方、純資産は、企業の実態を示す指標であり、企業の安定性を反映します。したがって、PERは企業の将来性に注目した投資家に向いており、PBRは企業の安定性に注目した投資家に向いています。

個人的には
PERは増配の可能性も加味しても良いと思うので2~3%台でPERが低ければキャピタルゲイン含め検討していきます。
PBRは安定性なので増配は意識しないため4%以上の利回りをあるものを検討していってます。

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